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【BABYMETAL】LEGEND I、D、Z APOCALYPSE ~ 重音部としてのBABYMETAL

Blu-rayでBABYMETALの過去を振り返るシリーズの第1弾。


これは、3人ともまださくら学院に在籍した時のものだ。

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SONY DSC-RX1R , 1/200, f/4.0, ISO100, Photo by eto

LEGEND I、D、Z

BABYMETAL、2017年は今現在、日本公演の予定が未定で、先の見えないトンネルを走っている様な気分だ。


ちょっと脇道に逸れて、さくら学院方面へ突っ走ってみようとも少し思ったが、ここはなんとか踏み止まって、過去のライブを振り返ってみたいと思う。


BABYMETALの過去のライブのビデオは、そこかしこで断片的にチラチラ見かけるが、古いものについては、実はきちんと通しで、Blu-ray画質で見たことがない。


Blu-rayで見られる過去のライブは、以下の通り。


・LEGEND I、D、Z APOCALYPSE(2012~2013)

・LEGEND 1999&1997 APOCALYPSE(2013)

・LIVE AT BUDOKAN RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPS(2014)

・LIVE IN LONDON - BABYMETAL WORLD TOUR(2014)

・TRILOGY - METAL RESISTANCE EPISODE III - APOCALYPSE(2015)

・APOCRYPHA - THE BLACK MASS & THE RED MASS(2015)

・LIVE AT WEMBLEY(2016)


古いモノから順を追って見ていき、リアルに追体験できたらと思う。


先ず今回はLEGEND I、D、Zだ。


これは、SU-METALが中3、YUIMETAL・MOAMETALが中1の時の公演であり、全てさくら学院在籍時、重音部でのもの。その辺りをさくら学院のでの活動などとリンクさせて見ると、より深く楽しめそうだ。





LEGEND“I”

先ずはLEGEND“I”。


I=Introduction:序章。APOCALYPSE(黙示録)の序章ということのようだ。


そう、これがBABYMETALの初ワンマンライブなのだ。2010年の11月から活動を始めたBABYMETAL。そこから2年弱。これまでイベント的なライブはあったものの、正式なワンマンはこれが初。きちんと映像化されているものとしては最初のものなのである。


ライブは今と変わらずBABYMETAL DEATHでスタート。3人とも落ち着いている。


それにしても、ぎっしりの観客で熱気が凄い。そして混沌としている。どこでBABYMETALを見つけたのだろうか。さくら学院経由?YouTube?普通の人は中学生のライブとか行かないと思うので、何か特別な趣向がある方だけでこれだけ集まった?沢山焚かれたサイリウムが辛うじてアイドルのライブだと分からしてくれる。タトゥーしてる人もいるみたいだけれど、何経由?


DEATH! DEATH! DEATH!


日本語で「死」だと重いが、「DEATH」だと軽快さ・格好良さが出るのが面白い。幼女とDEATHのギャップ、DEATHとkawaiiのギャップは、見る人の「何か」を確実に弾けさせる魅力を秘めている。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto

続いてのいいね!。最初の方のYUIMOAのこのポーズがとにかく好き。だが、演出上ライトが当てられないため、きちんとカメラに収められることは少ない。


YUIMOAは流石に幼い。完全に幼女だ。体がまだ全然成長していない。歌も殆ど生歌じゃないようだし、ダンスもまだまだこれからといったところ。二人のダンスのレベルは、ほぼ同じレベルか、若干MOAMETALの方が上手いかな、といった感じ。


一方のSU-METALは・・・SU-METALだ。もう完全にSU-METALだ。完成している。まだ14歳なのに。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO4000, Photo by eto

まだ成長過程と言えば勿論そうだし、今とは違うけど、もう何か完成した一個体として、その姿が既にSU-METALなのだ。そう、SU-METALは初めからSU-METALなのだ。


彼女だけは別格だということを改めて思い知る。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto

実は横顔美人なSU-METAL。顔にかかる黒いネットが妖艶さを醸し出す。


この日はBABYMETAL DEATH、おねだり大作戦、紅月が初披露。凄いな・・・。




この公演は、昼夜の2回公演で、どちらも同じセトリで行われたらしいが、この映像がどちらなのかは、明らかにされていない。


ただ、恐らく夜の方の公演だと思う。全体的に2回目という雰囲気が出ている。最初の昼公演なら3人はもっと緊張していただろうし、観客の様子からも、2回目の公演だったことが伺える。コアなファンは当然のように昼夜両方来ているだろうが、随所でリアクションが弱めなのだ。ま、昼と夜をミックスした可能性も、なくはないと思うが。


ライブの質から判断して夜公演の方を収録したのだろうが、出来れば、1回目・昼公演の緊張感などを見たかった。あ、勝手に2回目だと決めつけて喋っているが...。


そして、初神バンド。そう、初のワンマンで既に神バンドが途中から出ていたのだ!今とは全く違うメンバーで、新鮮と言えば新鮮。


この神バンド、ドラムが際立つ。青山神に慣れた耳だと違和感が凄いが、聴き込むとクセになるほどドラムが良い。妙に音が生々しい。


LEGEND "I" 2012/10/6 at Shibuya O-EAST

<セットリスト>

01. BABYMETAL DEATH(★初披露)

02. いいね!

03. 君とアニメが見たい ~Answer for Animation With You

04. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

05. おねだり大作戦(★初披露)

06. 紅月-アカツキ-(★初披露)

07. ド・キ・ド・キ☆モーニング

<ENCORE>

08. ヘドバンギャー!!(★初神バンド)

09. イジメ、ダメ、ゼッタイ(神バンド)






この日の公演は、このららぽーと豊洲のライブとほぼ同時期。


ただ、この中元すず香とLEGEND“I”のSU-METALでは歌い方が随分違う。SU-METALはあまり声が出ていない。抑え気味だ。多分、さくら学院とBABYMETALではステージの難易度が違うんだろう。あと、2回公演だからフルパワーでは歌えなかった、ペース配分したのかもしれない。


というのもあると思うが、このさくら学院のライブでは、彼女自身の中で、何か強く思うことがあったんだろう。彼女は内に秘める感情が豊かで、本当にそれが歌声にダイレクトに出るタイプの歌い手のようだから。



LEGEND“I”を見て、BABYMETALはこの時点でかなり完成されていたんだな、という印象が強く残った。




LEGEND“D” SU-METAL聖誕祭

続いてはLEGEND“D”。


D=Day of Birth:誕生日。この公演はSU-METALの15歳の誕生日当日に行われた。


LEGEND“I”と同じようにBABYMETAL DEATHスタート。そのあと君アニ、ウキミと普通にライブは進む。しかし、その後のSU-METALの生い立ちを紙芝居で振り返るところからが違った。


先ずはまさかのカバー曲。SPEEDのWhite Loveを独唱。生歌かどうか怪しみたくなるくらいに上手い。余裕で歌いこなしてる感じがする。


続いてこの日のハイライト、まさかのOver The Future。SU-METALが小学生時に所属していた可憐Girl'sの曲。


この曲での演出が最高で、White Loveソロの後だからユイモアだけで歌うのかと見せかけておいて、途中からSU-METALが出てきて、バーン!!!

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1600, Photo by eto

SU-METALの歌声が問答無用で素晴らし過ぎる。あと、足が綺麗...。


そして、その後のヘドバンギャーでSISTERBONEという女性のバックダンサーが初登場。あまり注目されることがないけれど、ELEVENPLAYというその筋では有名なダンサーさん達が扮していて、結構好きなのだ。ちなみにBABYMETALのダンスの先生もこの中の一人( 富田和音先生)。


その後、曲は進んで、アンコール後、最後の曲が「翼をください」


珍し過ぎるSU-METALの裏声が聞けるのだが、その綺麗なことと言ったら・・・まるでオペラ歌手の様。自分の知る限り、SU-METALが裏声で歌ったのは、この時と先日のレッチリサポートでのPAINKILLERだけだと思う。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO5000, Photo by eto


それで、である。この翼をくださいで、YUIMOAが泣いているのだ。


ショーのストーリーとしては、巨大勢力・アイドルのボス、スネークに吊るしあげられたユイモアを救うためにSU-METALが自分を犠牲にして二人を助ける、というストーリーのようなので、劇としてそこで泣くのは、まあ筋書き通りなのだが・・・。


泣き方が、ただの演技ではないのは明らか。特にMOAMETALなんて100%演技じゃない。シナリオ的には恐らく悲しむことになってたのだろうけど、それとSU-METALの歌声の美しさがリンクして、そこに感極まって泣いているんじゃないかな、と思った。


LEGEND "D" SU-METAL聖誕祭 2012/12/20 at Akasaka BLITZ

<セットリスト>

01. BABYMETAL DEATH

02. 君とアニメが見たい ~Answer for Animation With You

03. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

04. White Love -Angel Of Death ver.-(★初披露)

05. Over The Future -Rising Force ver.-(★初披露)

06. ヘドバンギャー!! -Night of 15 mix-

07. おねだり大作戦

08. ド・キ・ド・キ☆モーニング

09. いいね!

10. イジメ、ダメ、ゼッタイ

<ENCORE>

11. ヘドバンギャー!!

12. 翼をください -炎 ver.-(★初披露)


DはDay of BirthでもありDEATH(死)でもあるということで、このあと、最後にSU-METALが火あぶりにあって死んでしまうという、聖誕祭と銘打っておきながら、何ともシュールな展開が・・・(笑)。


LEGEND "D"は、全体的にエヴァンゲリオン的な回で、セカンドインパクトやらサードインパクトという単語が出てきたり、最後の翼をくださいも、ヱヴァ劇場版で出てきた曲な訳で・・・、KOBAMETALがエヴァ好きなんだな、ということが良く分かった。ちなみに自分もエヴァは学生時代にほぼリアルタイムで見ており、大好き。


今回は神バンドの出番はなかった。でもそんなことは関係なく良かった。Iでもそうだが、紙芝居の絵やストーリーが低予算で雑な感じで、それがチープな世界観に一役買っている。まがい物感・アングラ感があって好き。そして相変わらず会場の熱気が凄かった。





LEGEND“Z”

前回のLEGEND“D”で壮絶な死!?を遂げたSU-METAL。LEGEND“Z”はその続きからのスタート。


と言う訳で、十字架に張り付けになってグッタリした状態からの、復活→イジメでスタート。これがまたカッチョイーのだ・・・。


曲が進んで、紅月。SU-METALは早々にマントを脱ぎ捨てる。そして・・・

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

仮面姿の分身=もう一人の自分と戦うSU-METAL。


このバトルの直前、階段に上る前に、SU-METALは舌を出すしぐさをする。ここがこの公演のハイライト。


SU-METALがステージ上で、あからさまに舌を出すのは超珍しい。自分の知る限り、ソニスフィアでのイジメと、ここだけ。(メギツネでお面の裏で出してるのはノーカウントで)。


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初披露のCatch meは、今では神バンドソロが漏れなく付いているが、この時はその代わりに、キツネのお面を被ってスタート。若干すべってた気がするが...、それはそれで良い。




そして、アンコール後に神バンドが登場。


神バンドはLEGEND "I"に続いて2度目の登場だが、今回はもう既に今と大差ないメンツで登場。ギターにLEDA神、大村神、ベースがIKUOという人で、ドラムが青山神。


皆、殆どアップで映されることもなく、今と違って地味だが、大村神の舌出しや派手めの動きなどが今と同じテイストでビックリ。ブレない人なんだなと。今一番好きな神バンドメンバーのLEDA神は、言われても分からないレベルの地味さ加減で、これまたビックリ。


神バンドを従えての一曲目、ヘドバンギャーの最後で例のドラが初登場。ドラを打ち終わってSU-METALが倒れ、ステージに幕が掛かって、BABYMETAL解散か?という演出が。程なくして、復活~白装束でのBABYMETAL DEATH。どうやらBABYMETALの解散はないようだ(と、会場の人達は思ったことでしょう)。


ちなみに、BABYMETAL DEATHのギターソロの難しいところ、大村神かLEDA神かどっちの担当かわからないけど、全く弾けてなかった。。。きっと相当難しいんだろうな。


最後にこの日2度目のイジメを演って終演。

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この日のSU-METALはふっくらしていた。多分、今までで一番だろう。さくら学院の卒業に向けて栄養を溜め込んでいたのだろうか。


LEGEND "Z" 2013/2/1 at Zepp Tokyo

<セットリスト>

01. イジメ、ダメ、ゼッタイ

02. いいね!

03. 君とアニメが見たい ~Answer for Animation With You

04. おねだり大作戦

05. 紅月-アカツキ-

06. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

07. Catch me if you can(★初披露)

08. ド・キ・ド・キ☆モーニング

<ENCORE>

09. ヘドバンギャー!!

10. BABYMETAL DEATH

11. イジメ、ダメ、ゼッタイ


LEGEND“Z”は、Z=Zepp Tokyo(笑)、と見せかけて、Z=Zero。重音部の終わり(Zero)でもあり、新生BABYMETAL始まり(Zero)でもあるということのようだ。


ちなみに、LEGEND“D”はエヴァだったが、今回はナウシカ的な回で、キツネリスや紅の七日間などというのが出てきていた。KOBAMETALは宮崎駿シンパでもある!?




おわりに

LEGEND“Z”公演の翌月にSU-METALこと中元すず香はさくら学院を卒業する訳だが、その卒業式のステージで1曲だけBABYMETAL(重音部)の歌、ヘドバンギャー!!を披露した。


そこでの歌が結構かなり凄くて、今でもたまに思い出し、聞いている。


なんか、良い時のSU-METALは、怒っているような、ふつふつと湧き上がる感情を抑え込むかのような感じで歌っているように見える。普段は真面目で謙虚な代わりに、ステージでは溜め込んだ何かを発散するかの様に歌う。声の強弱、抑揚、ゆらぎにその内から湧き上がる感情が現れていて、思わず息を飲んでしまう。


さくら学院卒業式でのヘドバンギャーは、今、この2017年現在のSU-METALと同等か、それ以上の歌声だと思う。卒業式ということで何か胸に迫るものがあったのだろう。


BABYMETALには、勿論解散はして欲しくないけれど、正直言って、今のうちから解散公演が楽しみで仕方がない。間違いなく史上最高のSU-METALが見られる筈だから。ちなみに、個人的にはいつ解散しても不思議じゃないと思っている。その際は、YUIMOAのどちらかがきっかけになるのだろう・・・。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO4000, Photo by eto

君とアニメが見たい at LEGEND "Z"





今回のLEGEND I、D、Z、重音部の課外活動という位置付けだからなのか、3公演とも、チケット代は3,500円。とても安い。こんなにお財布にやさしいBABYMETALの時代もあったんだなとしみじみ…。


しっかし、当たり前だが、Blu-rayは、映像も音も抜群だ。見終わって、今、物語の続きを読みたくなるような心地になっている。


でも、このLEGEND I、D、Zは、BABYMETALのことを詳しく知らない人が見るモノではないかもしれない。はじめは2014年以降のモノを見た方が良い気がする。詳しくなった人が、いろいろと背景を知った後に見ると、これがまた新鮮で、新しい発見や気づきも多く、あらゆる角度から楽しめる。


さて、BABYMETALはここから凄みが増していく訳だが、このLEGEND I、D、Zがある意味で原点。そして、次はLEGEND 1999&1997だ。


この、Blu-rayでの個人的BABYMETAL追体験ツアーのおかげで、暫くはロスを凌げそうだ。




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