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【ステンドグラス制作】赤いケイムランプ【その4】

前回に続いて、4回目です。


今回は13~15段目までの組みを。


大変でした。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO800, Photo by eto

組み(13~15段目) - 13th to 15th rows assembly

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO320, Photo by eto

前回でここまできました。12段目が出来たところですね。ここから、先ず下の部分(13~15段目)を組んでいきます。向きとしては、逆さまにして組むことになりますね。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO1600, Photo by eto

13~15段目が収まるようなサイズに切った縦のケイムを、両側のガラスで挟んで正確に12段目の縦のラインと合わせ、ハンダで仮付けします。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO3200, Photo by eto

出来るだけ目線は面に対して垂直に向けるようにすると、ズレることも少ないでしょう。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO125, Photo by eto

ガラスが型紙通りであれば、ケイムに沿わせることにより内側に倒れ、形が整っていきます。いくはずです。


今回はガラスの並び順を決めながらの作業です。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO1000, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO4000, Photo by eto

ケイムの形は、実は初めから結構歪んでいるのですが、今回のは結構酷かったですね。。。この写真でも、芯が左にヅレているのが分かると思います。


これがあると、いくら正確にガラスが切れていても、組んだ時のラインがヅレてしまいます。ガラスを削るしかありません。


ちなみに、ガラスよりケイムの方が高価です。。。


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SONY DSC-RX1R , 1/100, f/2.8, ISO100, Photo by eto

13段目のガラスと縦のケイムが全て入った状態です。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO100, Photo by eto

ここで、横に入るケイムを用意します。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO2000, Photo by eto

ケイムと14段目のガラスを差し込んでいきます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO1600, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/3.2, ISO1600, Photo by eto

今回は、13段目のハンダ付けを行う前に、15段目までを一旦はめ込んでしまいます。ガラスの色を合わせるためです。


ガラスの色合わせができたら、各段、1~32までの番号を白ペンで振っておきます。





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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.5, ISO1000, Photo by eto

15段目のガラスは一旦外し、13段目をハンダ付けしていきます。


各ガラスピースを囲むケイムのラインが歪まないよう、縦横の長さを測ったり、縦のケイムの向きに気を使いながら、ハンダ付けを行います。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.5, ISO1600, Photo by eto

13段目が終わったら、同様に14段目もハンダ付けを進めていきます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1000, Photo by eto

さて、ここで、12段目から13段目にかけての傾きが、どうもちょっと足りないことに気付きました。


注意深く進めたつもりでしたが、上の写真でも分かるように、一番下の12段目からその上の13段目に掛けてはもっと内側に丸まっていかなければならないところなのです。


原因は、具体的には不明ですが、作業している内に横向きのケイムが伸びてしまったか、ハンダ時のケイムの抑え込みが甘かったか・・・。一度確認してOKでも、何らかの原因で、後から見たらNGになることもあるんですね、怖いです。


ここまででも相当な時間が掛かっていますが、13段目の最初からやり直すことにしました。。。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO3200, Photo by eto

ハンダしている箇所を切って、、バラしていきます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2000, Photo by eto

バラしたケイムは、歪んでいる上にハンダが付いているので、再利用はできません。勿体ないですが仕方ないですね。己の無力さを悔やむばかりです。。。





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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2000, Photo by eto

新しいケイムを使って、13段目の最初から組み直します。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2000, Photo by eto

今度は、横のケイムも最初から一緒に入れていきます。この方が、歪みが少なくて済みそうな気がします。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO1250, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO400, Photo by eto

13段目のガラスとケイムを入れ終わったところです。今のところは、ケイムが内側に傾斜して良い感じです。


ここから、1回目と同じように、14段目のガラスを入れてハンダ付けを行い、15段目のガラスを再度差し込みます。


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SONY DSC-RX1R , 1/200, f/5.6, ISO100, Photo by eto

・・・またしても、13段目の傾斜がおかしいですね・・・、角度が全く出ていません。


細かく制作過程を撮っておけば原因が分かったかもしれませんが、今回はそこまではしていませんでした。


結局、組み直したにも関わらずあまり変わらないか、悪化しているくらいになってしまいました。。。(爆) 謎&混乱ですね。今回は、13段目のガラスを入れた段階では十分に角度が付いていることを確認済みなので、その後でどうにかなってしまったことは、明白です。そこだけは。。。


相変わらず原因がハッキリしないのが怖いですが、まあ、いじり過ぎなのかな、と思います。それで歪んでしまったんでしょうね・・・。


結局、ある場所がおかしいとして、無理矢理そこだけ周りと形を合わせても、他が歪んだり破たんしていたら駄目なんですよね。ある場所を直すときは、直した後に全体の歪みをチェックするくらい、徹底して疑ってかからないといけないのでしょう。


さて困りました。。。


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SONY DSC-RX1R , 1/250, f/5.6, ISO100, Photo by eto

どう見ても傾斜が弱いです。


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SONY DSC-RX1R , 1/200, f/5.6, ISO100, Photo by eto

2度目でも同じような結果で、かつ原因もはっきりしないので、とりあえず14段目のハンダに進むことにしました。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

はい、14段目のハンダを終えました。12~13段目に掛けては、さらに悪化して、内側ではなく逆に外側に膨らんでしまっているようにも見えます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2000, Photo by eto


何故膨らんでしまうのか?


答えははっきりしませんが、とりあえずこれ以上は進められないので・・・ケイムを切って無理やり内側に倒すことにします。


と言うのも、ケイムは膨らんでいますが、ガラスは結構スカスカなんですよね。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

ケイムを切ります。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO3200, Photo by eto

ハンダの箇所をニッパーでしっかり切り離したうえに、余分なハンダをこそげ落とさないと、ガラスとケイムを内側に押し込むことはできません。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

しっかりと切った後で、ハンダをし直した状態です。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1000, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO500, Photo by eto

多少はマシになったかな・・・少なくとも、外側に膨らんでいることはないでしょう。まだまだ傾斜が足りないですが、これ以上は無理でした。


とりあえずこの状態で前に進みます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO1000, Photo by eto

一番上の余分なケイムを切り落とします。ここにFU5のケイムを被せるのですが、のみこみが大きいので、ケイムはガラスのツラよりかなり短めでOKです。


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SONY DSC-RX1R , 1/6, f/4.0, ISO80, Photo by eto

このような感じで被せます。写真がピンボケしてますが、悪しからず。。。


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SONY DSC-RX1R , 1/8, f/4.0, ISO80, Photo by eto

ケイムはこのようにカットしています。右のケイムは、内側の方だけ切れ目を入れて、曲げやすくしています。


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SONY DSC-RX1R , 1/4, f/4.0, ISO80, Photo by eto

15段目のハンダ付けが完了しました。ここは、他と比べると簡単に済みます。





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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

さて、ここで一旦区切りなので、周りを綺麗に。


この後の工程として、1~11段目を組んでいく訳ですが、そのためにも、本当はこの段階で裏側もハンダしてしまいたかったのです。土台をしっかりと固定するために。


ただ、今回はまだ修正する可能性があるので、裏は止めておきます。その代わりと言っては何ですが、一番下(上の写真だと15段目の上)の外側だけ、全面ハンダをしておきました。多少は安定するかなと・・。。


こうして見ると、色味は・・・、若干下品になりそうな予感がしますね。。。(笑)。 いろんなガラスを使いすぎたかな?


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1000, Photo by eto

裏側はまだ全くハンダ付けしていない状態です。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/3.2, ISO400, Photo by eto

ここから、上にあと11段組み上げます。先は長そうですね。。。





ここまで、相当な時間が掛かってしまいました。驚くほど全く進みませんね。。。結局は、当初の型紙から比べると、相当にガラスを削りました。しっかし、ここまで削らないといけないとは・・不思議な感さえします。そして細かい微調整・確認・計測・・・の繰り返しで、なかなか忍耐を要します。難しいですね。


Illustratorで作成した図面や型紙は、ケイムやガラスの厚みを考慮していないので、それが型紙通りにいかない大きな原因なのだと思います。あとは、そもそも型紙を大きく切り過ぎていたりとか、他にもいろんな原因が考えられます。


ガラスの配置については、最終的には完成して光を灯さないと何とも言えません。色合いや透明度をどう組み合わせたら良い感じになるのか、未だにはっきりしません。ただ、仮にイマイチな出来だったとしても、カラーサンプルにはなります。それを礎に、次はより精度の高いものが作れればよいと思うのです(と言い聞かせないとやってられないw)。


でもカタチだけは、完璧を目指して、できるだけバッチリにしておきたいところです。




さて、今度また同じようなのを作ることがあったら、二度と同じような道を辿りたくありません。注意点を備忘としてメモっておきます。

・きちんと順番に正確に組んでいくのが王道。ガラスも初めから超正確に切っておく。

・定規でガラスのサイズやケイムのライン間の長さを測りながら進めても、結局歪む。基本はガラスの形に合わせて組んでいき、目で歪みをチェックした方が良い。定規での計測は補助的に。数字に頼らない。

・一箇所がokでも、その都度、全体の形が歪んでいないか、確認すること。ハンダの際に形がある程度確定してしまうので、その際には、ハンダする周囲だけでなく全体のバランスをみて行う。

・ガラスの断面は、斜めに削る必要がある(内側に向く方の角を落とす感じ)。

・兎に角、内側に角度を付けるのが上手くいかない場合があるので、ハンダ付けの際に、状況を把握して慎重に行う。後戻りが無いように。

・裏側も気にしながら組む。

・力で抑え込んでハンダ付けしなければならないこともあるが、他に歪みが出るので、極力避けるようにする。無理しなければいけないようなら、何処かがおかしいということ。


でも、今回はこれでも、慎重に作業して、付けたり直したりしながら精一杯やった結果なので、あまり現段階の自分の力ではこれ以上のものは望めないのかもしれないですが・・・。


今回はここまでです。


一旦、間を空けて、色々考えてみます。直したいな・・・。



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