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コミュニケーションと会話、心理的安全性

円滑な人間関係を築くためのポイントとは?


人間関係の基本はコミュニケーション。

コミュニケーションの基本は会話。


という訳で、その辺りについて掘り下げてみようかと。

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はじめに

先日、勤め先の社長が、全体会議の場で円滑な人間関係を築くためにはどうしたら良いかと皆に問いかけた。


・・・確かに、人間関係が円滑にいっているとは言い難い職場だ。


ただ、そんな職場でそんな問いかけをいきなり降られても、効果的なディスカッションがされるのは稀だろう。なぜなら、人間関係が円滑でないからだ。


名指しで意見を求められ、半ば思い付きで「会話において感情的になり過ぎることが多いため、それが良くない。」というようなことを言ったら、「私のことですかー!!」と、感情的に返され、そうだよ、あんたのことだよ、それが駄目なんだよ!!!、と内心思いながら、何か色々なことを言われつつ、受け流し、結局何も生まれず会議は終了した。いつものパターンだ。


円滑な人間関係とは、円滑なコミュニケーション。コミュニケーションとは、つまり会話。


職場で円滑な人間関係を築くための会話とは。自分なりにその辺りを、以下のキーワードを基にもう少し掘り下げてみようと思う。


・ロジカルな会話

・双方向性

・雰囲気作り

・心理的安全性

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ロジカルな会話 - 感情的になり過ぎない。

友人や家族ならまだしも、職場での会話は、何らかの「良い効果」が生まれて然るべき。つまり生産的でありたい。


そのためには、出来るだけ感情的にならず、ロジカル(論理的)な会話を心掛けるべきだ。ロジカルな会話とは、言い換えると、以下のようなことだ。


1.因果関係を明確にする。結論→理由の順序で話す。なぜ?どうして?何のために?を明確にする。

2.理由をできるだけ定量的・具体的なデータで補強する。

3.事実やデータに基づいて意見を述べる。思い込みや想像は排除する。抽象的で曖昧な言葉を排除する。


だがしかし、人間とは論理より感情が優先される生き物だ。厄介だが、これは紛れもない事実。多用し過ぎると、嫌われてしまう。職場でもプライベートでも。


一切感情的になるな、という訳ではない。要は、感情的になり過ぎないということ。罵り合っても何も生まれない。そればかりか、余計なストレスを受けたりや時間のロスを生じてしまうなど、失うものがとても多い。


できるだけ妙な感情を入れず、生産的な会話を心掛けたい。


双方向性 - 会話のキャッチボール

会話とはキャッチボールに例えられることがある。言い得て妙だ。


キャッチボールの基本は、

・相手が受け取りやすい(投げ返しやすい)ようにボールを投げる。

・そして、投げ返されてきたボールをしっかりとキャッチし、また投げ返す。


会話ではボールが「言葉」に当たる。


一方的なだけの会話はだけでは、言われた方に不満が残るのもそうだが、言われた側には間違って伝わる可能性が高い。キャッチーボールがないのだから、正しく伝わっているかの真偽を確認することもない。


そんな一方的な会話は、立場の大きく離れた関係で起こりやすいように感じる。例えば、社長と従業員のような関係だ。従業員は、基本的に、雇い主である社長に嫌われる訳にはいかない。立場が悪くなったり首になったりするからだ。従って、一方的な会話をされても、相槌を打って適当に受け流すだけに終始する。そして陰口を叩く。


そのような会話では、同じような話や前に聞いたような話ばかりで、全く面白くない話であることが殆どだ。面白くて思わず聞き入ってしまうような話なら、もし一方的な会話でもokだ。だが、そんな話ができるような人間が、一方的にだけ話すような馬鹿なことはしない。大抵は、上限関係を利用した、押し付けの会話だ。いや、キャッチボールがないのだから、会話ではなく演説・説法と言った方が良い。


会話のキャッチボールをしよう。


雰囲気作り - 何でも話せるように

何でも話せるような雰囲気作り。基本ではあるが、これが難しい。


こんなこと言ったら怒られるんじゃないか、前にも聞いたけど、もう一回聞いたらまずいかな、機嫌悪そうだから話しかけずらいな、などという事を、多くの常識的な人間は考えてしまう。だが、そのようなものは、極力排除したいところだ。


気軽に話ができない環境だと、人は話を流すようになる。表面上では「はいはい」と適当に受けておいて言っておいて、実はそれだけ。まともに聞いていないし、聞いていても言われたことを実行しないようになる。そしてそれがまた変な空気、鬱屈した感情を作り出す。


特に人の上に立つ人間、目上の人間は、謙虚さを持つべきだ。自分を卑下してでも。それをできるかできないかが、がチームの雰囲気に大きく影響していると感じる。


心理的安全性

近頃、面白い記事を読んだ。キーワードは「心理的安全性」。その記事は、今は有料になってしまっていて読めないが、以下だ。

グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ

ここでは、「心理的安全性」の重要性が述べられている。かいつまんで説明すると、こうだ。


・米グーグルが、社員の生産性を高める方法を調査した。調査は難航したが、紆余曲折を経て、最終的に一つの重要な要素が浮かび上がってきた。


・それ、「他者への心遣いや同情、あるいは配慮や共感」といったメンタルな要素の重要性だった。つまり成功するグループ(チーム)では、これらの点が非常に上手くいっている。


・たとえば一つのチーム内で誰か一人だけ喋りまくって、他のチームメイトがほとんど黙り込んでいるチームは失敗する。逆に(途中で遮られるかどうかは別にして)チームメイト全員がほぼ同じ時間だけ発言するチームは成功する。


・それは暗黙のルールとして、そのような決まりを押し付けるのではなく、むしろ、自然にそうなるような雰囲気が、チーム内で醸成されることが重要なのだ。


・「こんなことを言ったらチームメイトから馬鹿にされないだろうか」、あるいは「リーダーから叱られないだろうか」といった不安を、チームのメンバーから払拭する。心理学の専門用語では「心理的安全性(psychological safety)」と呼ばれる安らかな雰囲気をチーム内に育めるかどうかが、成功の鍵である。


・社員一人ひとりが会社で本来の自分を曝け出すことができること、そして、それを受け入れるための「心理的安全性」、つまり他者への心遣いや共感、理解力を醸成することが、間接的にではあるが、チームの生産性を高めることにつながる。


・個々の人間が仕事とプライベートの顔を使い分けることの是非。もちろん公私混同はよくないが、ここで言っているのは、そういう意味ではなく、同じ一人の人間が会社では「本来の自分」を押し殺して、「仕事用の別の人格」を作り出すことの是非。多くの人にとって、仕事は人生の時間の大半を占める。そこで仮面を被って生きねばならないとすれば、それはあまり幸せな人生とは言えないだろう。


世界の大企業が行った調査という事で大いに話題となっているこの記事。あぁその通りだな、と、不思議と腑に落ちる説得力を持っている。


心理的安全性について掘り下げた別の記事もご紹介しよう。


心理的安全(サイコロジカル・セーフティ)

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おわりに

以前にも少し触れたが、かのアルフレッド・アドラー曰く、世の全ての悩みは対人関係の悩みに集約されるらしい。


であれば、「円滑な人間関係を築く」というのは最上級に大事なことになる。


今回掘り下げた事項を胸に刻み、また、たまに見返して、円滑な人間関係を築けるよう努めていきたい。


ただ、相手があってのことなので、残念ながら今の職場で効果を挙げるのは困難を極めそうだが。。




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