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Lightroomの評価(Camera Rawとの比較)【乗り換えるべきか否か】

現在、Lightroomの試用版を使っています。


では、実際に今使っているCamera Rawから乗り換えるべきか否か?


その答えを探ってみようかと思います。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1000, Photo by eto


処理時間・手間・操作性の比較

一連の現像作業の流れの中で、一番作業時間をとられるのは、振り分け(レーティング)現像・トリミング、そして書き出しです。


先ずはそこをLightroomとCamera Rawで比較してみます。


振り分け(レーティング)

Lightroomでは、読み込んだ大量の画像に対して、ライブラリで容易にレーティングやフラグ・ラベル付けが出来ます。一方で、Camera Rawにはそもそもライブラリ的な機能がないため、Windowsの標準ビューアーで一枚一枚チェックして、メモ帳に画像の番号をメモしていました。


振り分け時には、画像の細部の良し悪しをじっくり吟味していく訳ですが、その際、Lightroomはズームの操作性が悪いです。Camera RawやPhotoshopのように、スムーズにズーム(徐々にズームアップ・ダウンする)ことができません。その点は使い勝手があまり良くないですね。


ただ、ズームの操作性を加味しても、Lightroomの方が振り分けを高速で行えるという大きな利点があるため、総合的には断然良いです。



現像・トリミング

Camera Rawでは現像設定を保存し、それを個々の画像の現像時に呼び出せました。一方でLightroomは、一覧画面で、複数の画像に対して現像設定を一括で細かく指定できます。また、Camera Raw自体にはトリミング機能はなく、Photoshop本体で行っていましたが、Lightroomでは現像の前後に自由にトリミングが行えます。


ここでも、Lightroomに軍配が上がります。



書き出し

Camera Rawでは、Photoshop本体で解像度を設定し、「Web用に保存」機能を使って書き出しを一枚一枚行います。一方、Lightroomでは、複数の画像に対して、細かい書き出しの設定を行った上で一括で書き出しが行えます。大量の書き出しにはある程度の待ち時間が掛かりますが、操作自体は一瞬で終わります。待ち時間は、200枚の書き出しに対して15分程度です。


Lightroomが断然早くて高機能と言えます。




ざっくりと言うと、トータルの処理が、LightroomはCamera Rawの半分かそれ以下の時間でできそうです。慣れも必要ですが、驚愕の早さです。一括系の機能が便利すぎます。


機能、その他の比較

機能面やその他の部分の比較です。


Lightroom

●トリミング時に解像度がリアルタイムで表示されない。そのため、自由な解像度でのトリミングが苦手。

●インターフェイズや操作性にはもう一工夫欲しいが、まあまあ満足。

●兎に角、一括処理が抜群に便利

●大量の画像を画面を忙しく切り替えながら使うので、ショートカットキーは必須。

●PCへの負荷が大きい。YouTube見てると音が途切れる。

●Lightroomの使い始め当初は、Camera Raw・PhotoshopのショートカットがLightroomで効かないことに、終始苛立ちを覚える。

●大量の画像処理には向いているが、一枚だけだと逆に煩わしい。


Camera Raw

●余計な機能が付いていないので、画面がシンプルで操作が単純。

●一括処理がないので、同じ操作を繰り返す必要があるのが難点(画像を開く、現像、書き出し等、全て)。

●少量の画像処理では、Lightroomより手軽で早く行える。





画質の徹底比較

では肝心の画質はどうでしょうか。現像の設定を全く同じにして、いくつかの画像で見比べてみます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto

Lightroomで現像

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto

Camera Rawで現像



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SONY DSC-RX1R , 1/1000, f/2.0, ISO100, Photo by eto

Lightroomで現像

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SONY DSC-RX1R, 1/1000, f/2.0, ISO100, Photo by eto

Camera Rawで現像



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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/2.0, ISO100, Photo by eto

Lightroomで現像

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/2.0, ISO100, Photo by eto

Camera Rawで現像


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

Lightroomで現像

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

Camera Rawで現像



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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

Lightroomで現像

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

Camera Rawで現像




若干、Camera Rawの方が綺麗ですね。


なお、Lightroomでは、書き出し時の設定で[シャープ出力:スクリーン強]にして出力しています。これをしないと、Camera Rawの画質に及びません。


ちなみに、自分のPC環境では、ChromeやFirefoxで見た場合に限ると全然色味が違います(Camera Rawの方が断然綺麗)。何故だかわかりませんが、兎に角かなり違います。これは現段階では原因が不明なので、別途調査する必要があります。


Lightroomへの乗り換えによるメリット・デメリット

メリット

圧倒的に作業時間が稼げる

その他、Lightroom独自の機能により、特殊効果を付加できる。つまり、今はまだ試せていないが、Lightroomを使うことによるメリットは他にも沢山あると思われる。

Lightroomの操作が出来る、という能力を身に付けることができる。


デメリット

これも原因が不明だが、今、PHPでプログラムを組んで出している、画像右下のExif情報が一部(メーカーとモデル名:Sony RXIR)、Lightroomから書き出した画像の場合に限り出せない。画像には情報が付加されているが、Lightroomの書き出しによって何かが変わり、PHPのプログラムで情報が取得できなくなっている。

前述の通り、画質が若干落ちる。

Lightroomの購入にお金がかかる。

 



さてどうする

驚異的な速さで一連の処理が行えるのはLightroom大きな魅力です。


ただ、自分の環境(Chrome)ではCamera Rawの方が断然綺麗に見えるのが困りものです。Camera Rawの方が断然「艶」があります。Lightroomで同じような艶を出せるか、調査が必要です。同じ色が出せて、更に他の機能面でも優れていることがもう少しはっきりしたら、是非乗り換えたいですね。


従って、今の段階では直ぐに乗り換える、とはいかないです。それまでは、場面に応じて両方を使い分けようかと思います。


引き続き、試行錯誤してみる必要がありますね。




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