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【ステンドグラス探訪37】東京メトロ副都心線・渋谷駅

東京メトロ副都心線・渋谷駅にあるステンドグラスをご紹介します。


都会の喧騒の中、ただただそこに存在しています。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto


東京メトロ副都心線・渋谷駅

渋谷は広くて複雑に入り組んでいる訳ですが、東京メトロの9番出入り口から地下2Fに降りた辺りにこのステンドがあります。


一応、改札外の通路に面して設置されているのですが、正面からきちんと見ようとすると、駅の中に入らないといけません。ちょっと残念な感じですね。と言う訳で、今回は正面からのきちんとした写真は撮れず、でした。また別の機会に取れることがあると思うので、追って掲載します。




制作は、前回のと同じ工房なので、見比べてみると面白いかもしれません。やはりかなり似かよっています。絵付けといい組み方と言い、日本に於けるザ・ヨーロッパスタイルのステンド、といった感じです。





改札外通路のステンドグラス

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto

こんな感じで通路に面しています。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO500, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1000, Photo by eto

上の方が暗いんです。バックライトが消えているように見えますが、どうなのでしょう。消えてしまっているのだとしたら、とっても残念です。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto

題名:海からのかおり  原作: 大津英敏  制作: クレアーレ現代壁画研究所


「ひしめく人と、高層建築で溢れる大都会東京。その街を縦横に走る地下鉄道と雑踏で賑わうメトロの新駅。そのような場所でこそ、豊かな海や山の見える大自然の風景が、心に潤いを与えるのではないだろうか。都心に置かれるステンドグラスの原画として、遠く富士山が見える七里ヶ浜に立つ娘の姿を描いてみた。」





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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO250, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO500, Photo by eto

ガラスは、アンティークがメインで、それ以外にはココモやスペクトラムが良く使われいます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1000, Photo by eto

ココモのグラニトやスペのウォーターなんかは分かりやすいですね。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO200, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto






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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO3200, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1600, Photo by eto

ケイムはしっかりと両端がつぶされています。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1600, Photo by eto

光の当たり方で見え方も変わってくるとは思いますが、この部分なんかはケイムが妙にギラついて見えますね。腐食(パティーナ処理)さていないのは明らかです。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO500, Photo by eto

でもここなんかは、妙にケイムが黒く見えるんですよね。単に写真の写り方の問題なのでしょうか。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

ハンダの仕上がり具合が良く分かります。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO200, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO125, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO125, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO320, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

改札がある側の改札外から。






感想・評価

写実的に描かれた絵付けの絵が良いですね。今まで見たことがある絵付けの名でもトップクラスです。普通はステンドの絵付け職人が描くのですが、これは原作者の方自身が描いています。流石ですね、圧倒的な技量の差、デッサン力を見せつけられた気がします。


構図や色味も悪くないです。ガラス全体に鮮やかなブルーが入っていますが、それと砂浜の茶色が補色関係になっていて、心地よいハーモニーを醸し出しています。そこへ、アソートカラーの白とアクセントカラーの緑が程良いバランスで調和しており、見事です。


線の粗密がしっかりしており、メリハリが効いている点も良いですね。


ただ、ガラスの形が良くないと感じます。全体的に統一感やまとまりが感じられず、やもすれば芯の通っていない適当な感じさえします。不自然なガラスの形がノイズになって、ステンドが見辛くなってしまっているというか。ガラスがそうなので、ケイムのラインもあまり綺麗に出ていません。まあ、この形を決めたのも制作者の好みで、こうやって意見を言うのも自分の意見なので、好みの差と言ってしまえばそれまでです。ただ、万人が心地よいと感じる形があると思うんですよね。自分はそれを目指したいです。


あとは、全体的な仕上がり感ですね。大きいので複数人で制作されたと想像できますが、何かこう、緊張感に欠けた感じがするんですよね。小さいステンドなら、そこに魂を込めることができるかもしれませんが、大きいと、ちょっと込め辛いですよね。だから、熱量や圧力が感じられないと思うんです。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1600, Photo by eto


技術面では、ちょっとハンダのギラギラが気になります。ハンダが雑なのは、まあそうなのですが、それ以上に、ケイムを黒くする腐食の処理がされていないのが気になってしまいます。


ヨーロッパなどではケイムは黒くしないので、まあその流れでしていないのだと思います。ただしかし、このような目の高さで見るステンドは、黒くした方が画面が締まって圧倒的に見栄えが良いでしょう。あと、ハンダが全体的に甘い(点ハンダの面積が狭い)と、個人的に思います。


また、特に意味もなく、途中でケイムが終わっている処理(ケイムの芯を抜いて、ガラスに張り付けている)があるのは、何故でしょうかね。いまいち理由が思いつきません。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto


このステンド、残念ながら、この渋谷の雑踏の中で一服の清涼剤にはなり得てないと、個人的には思います。立ち止まって見る人が皆無ですからね。


今回ではっきりしました。今、巷に溢れているステンドには圧倒的に「キャッチー」という要素が欠けているんです。もう少し噛み砕いて言うと、まじめで面白みに欠け、人から注目される要素がないんです。


圧倒的な存在感、圧倒的な芸術性、意外性、迫力、凄みなどが欲しいです。「うわっ、なにコレ」感が欲しいです。いつも、はいはい~(出た~このパターン)って感じなので。







YouTubeにメイキングが挙がっていたので、貼り付けておきます。このような映像は貴重ですね。短いですが、色々と詰まっています。


それでは。




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