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【ステンドグラス探訪71】横浜市開港記念会館【後編】

前回に続き、横浜市開港記念会館です。


今回は、中央階段のステンドグラス、その他を。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

中央階段のステンドグラス

いわゆる幕末の始まりである、ペリー提督による浦賀沖への黒船来航は1953年です。


その時は四隻の艦隊を率いてやって来ましたが、ペリーは翌1954年にも、今度は横浜沖に、九隻もの艦隊を率いて再来航しています。その九隻のうちの一つが、このステンドグラスのモチーフになっているポーハタン 号(USS Pawhatan)です。


デザインは、前回ご紹介した「呉越同舟」や「箱根越え」と似ているので、同じ方によるものかもしれません。


このポーハタン号も、関東大震災で焼失した後、昭和初期に忠実に再現されたものです。その後、松本ステンドさんのHPに、1979年に修復を行ったとの記述があります。状態がとても良いので、それ以後も、恐らく何らかの修復かクリーニングは入っていると想像できます。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

2階からの眺め。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO800, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO640, Photo by eto


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO400, Photo by eto

ある特定の時間にだけ、特定の箇所が猛烈な輝きを放つのも、ステンドグラスの魅力の一つです。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1600, Photo by eto

全面ハンダが施されています。広間のステンドもそうですが、全面ハンダはいつ頃から行われるようになったんでしょうかね。宇野澤組のステンドは、部分ハンダと全面ハンダの両方のものが存在します。


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青緑のリップルのようなガラスは、今はないガラスですね、明らかに。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO250, Photo by eto


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1階からの眺め。





北側階段のステンドグラス

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO50, 0.3EV, Photo by eto

この建物は、煉瓦の色が非常に良い感じです。まだらな感じがたまりません。


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SONY DSC-RX1R , 1/200, f/4.0, ISO100, Photo by eto

良い眺めです。階段の踊り場にあるステンドグラスは、様々な方向から見られます。


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デカいです。大きいは正義。


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横浜開港150周年記念のステンドグラスが飾られていました。「街」です。


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絵付けのパネルは、こうやって見ると絵の具で描いた普通の絵と変わらないですね。


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何気に毛沢東とか周恩来とか色々書いてあります。。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO2500, Photo by eto

ケイムのテイストが独特ですね。どこのメーカーのものでしょうか。


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絵付けのステンドグラスだけあって、ヨーロッパ的な組み方がされています。


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ジャックの党(時計台)へと続く螺旋階段です。普段は登れませんが、年に一度だけ登れるらしいです。


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感想・評価

ポーハタン号は、サイズのわりに全体的にガラスの割りが細かく、モザイク画のようなステンドグラスです。


ケイムの線が、全体的に有機的なのが良いですね。完全に直線なのは上下左右の帯の部分だけで、あとは統一感のある緩やかな線が使われています。


全体で見るとガラスの色味が素朴で穏やかでありながらも、近付くと驚くほどキラキラと光り輝いているのが印象的です。また、空に紫、海に緑を使っているため、独特の世界観がある印象的なステンドグラスに仕上がっています。


ステンドグラスがある場所には、縦横に、有り得ないほど太い桟が入っていますが、これは気になるような、気にならないような感じですね。。これだけ太いと気になるのが普通かと思いきや、ここまでだと逆に太すぎて気にならない、というのもあります。まあでも、ないパターンも見てみたいとは思ってしまいますが。

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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO500, Photo by eto

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SONY DSC-RX1R , 1/200, f/5.6, ISO100, Photo by eto

この階段踊り場のクリアのステンドグラスは、この建物の外観として重要な意匠なわけですが、見事に役目を果たしていると思います。


大胆でいて退屈な所がなく、それでいて奇抜過ぎず、建物に良くマッチしています。沢山の丸が建物の外観に良い感じのアクセントを加えていおり、そこがとてもナイスな部分です。


クリアのガラスだけを使っていますが、完全なクリアと柄のあるクリアの使い分けも良いです。絶妙なところをついてくるセンスの良さが光る、素敵なステンドグラスです。




前編の冒頭に書いた件ですが、別の日に来た時の写真が全てピンボケだったのは、ISO感度の設定を固定にしていたからなんです。つい設定を触ってしまい、気付かずに撮り続けていたという。。AUTOにしておかないと、シャッタースピードが得られず、特に暗所では全くダメです。でも、今回で何とかリベンジできました。


横浜シリーズはまだあるので、また別の機会に続きをご紹介したいと思います。



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