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はじめてのステンドグラス・ランプ作り【前編】

唐突ですが、ステンドグラス・ランプ作りです。


なお、はじめての方向けのチュートリアルと言うより、自分がはじめて作ったのでその過程を残そうという趣旨のものです。あしからず。

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/7.1, ISO6400, Photo by eto

構想 - Concept

某セレクトショップの外壁に入っているステンドグラスと同じガラスで、同じようなデザインのランプを作ってみようかと思った訳です。

初めてなので、複雑な立体のものは避け、平面×12面のランプでいってみます。大きさは小さ目で。ただ、小さすぎると一つのガラスピースが小さくなり扱いが難しくなるのでほどほどの小ささで。

直線オンリーの、シャープですっきりさわやかなランプを目指します!

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RICOH CX3 , 1/32, f/3.5, ISO192, -0.7EV, Photo by eto

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RICOH CX3 , 1/32, f/3.5, ISO673, -0.7EV, Photo by eto

RIMG0102s.jpg

RICOH CX3 , 1/32, f/3.5, ISO542, -0.7EV, Photo by eto

デザイン - Design

Illustratorでデザインします。

外枠を縦長の台形にし、内側に正六角形と正三角形を配置したデザインにしました。この辺は正直フィーリングです。

lamp_01_02.jpg

これを12セット作成して、合わせてランプの形にします。下のは展開図と立体にした時のイメージです。

lamp_01_03.jpg lamp_01_04.jpg

拡大 - Expanding

実寸に拡大し、各ピースに番号を振ります。Illustratorでデザインしたので、それをそのまま実寸拡大します。

一面の大きさをW73mm × H200mmとしました。今回はA4サイズの紙に収まる大きさのため、そのままプリントアウトして使用します。これが「下紙」になります。紙は普通紙です。

lamp_01_01.jpg

型紙作成 - Pattern Making

プリンタにケント紙をセットし、下紙と同様にプリントアウトします。

今回は直線だけなので、これをカッターで正確に切り離します。

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/8.0, ISO5000, Photo by eto

場合によって線の両側を0.5mm程度空けて型紙を作成する事もありますが、今回は線上で切り離します。

ガラス選び - Glass Selection

今回はガラスが決まってます。

番号使用ガラス
6,9,12,15 デザーク ニューアンティーク コヒーブラック DNA6156 DSC0243s.jpg
2.20.21 サンゴバン シルビー ブロンズ 178B DSC0244s.jpg
4,5,7,8,10,11,13,16スペクトラム SP-6067-83 DSC0242s.jpg
14,17 ココモ KO104 DSC0246s.jpg
1,3,18,19,22,23 ココモ KO126 DSC0245s.jpg

ガラスカット - Glass Cut

カット

専用のガラスカッターで切っていきます。

DSC0241s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/8.0, ISO3200, Photo by eto

型紙を裏返してガラスの裏面に当て、油性ペンで周りをなぞります。

そして型紙より、各辺0.2~0.5mmほど小さく(ラインの0.2~0.5mm内側で)ガラスをカットします。(ガラスは基本的に裏側の方が平らになっているため、裏側から切ります。)

lamp_01_11.jpg DSC0249s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/9.0, ISO5000, Photo by eto

DSC0250s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/8.0, ISO3200, Photo by eto

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SONY DSC-RX1R, 1/80, f/4.0, ISO1250, Photo by eto

ルーター掛け

ルータと呼ばれるガラスを削る機械で一つ一つのガラスピースの辺を削ります。これは、形を整えるのと、切りっぱなしで尖った部分をなくす目的があります。

DSC0257s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/4.0, ISO1250, Photo by eto

DSC0258s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/4.0, ISO1250, Photo by eto

並べて確認

下紙に並べてガラスの形をチェックします。各ピースが各ピースの枠からはみ出していないか確認します。チェックする際は、型紙よりも下紙でチェックしたほうがよりシビアにチェックできます。ルーターを掛けながらチェックの作業を繰り返し、シビアに形を整えていきます。

DSC0254s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/4.0, ISO1600, 0.3EV, Photo by eto

カッパー巻き - Apply Copper Foil

カッパーと呼ばれる銅テープを各ガラスの端に巻きます。

今回はEDCO(エドコ)社の7/32インチ(約5.6mm)幅のものを使用します。

DSC0255s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/4.5, ISO1250, Photo by eto

ガラスの幅に合わせてカッパーの幅も変えたりすると良いかもしれませんが、今回は全て同一のものを用いました。

カッパーがきちんと張り付くように、事前にガラスについたガラス粉やホコリ、油分を取り除き、綺麗にしておきます。そして出来るだけテープが貼られる箇所に手が触れないよう気を配りつつ、ガラスの両側でテープの出が均等になるように丁寧に巻いていきます。ガラスの角とテープの始点・終点が汚くなりがちな為、特にそこを注意します。


巻き終わってテープを貼り付けたら、ヘラなどでガラスとテープの間の空気を抜きつつ、しっかり押し付けて密着させます。

DSC0247s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/5.6, ISO2000, Photo by eto

DSC0256s.jpg

SONY DSC-RX1R, 1/80, f/5.6, ISO1600, 0.3EV, Photo by eto

これで下準備が完了です。

最後の工程まで全部載せようかと思ってましたが、この後の工程で、かなりてこずってしまいまして・・・一旦ここまでとしました。


いつになるかわかりませんが、【後編】もご期待下さい!



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