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【ステンドグラス制作】九尾の狐のパネル①デザイン

ステンドグラスパネルを新しく作ろうかと。


モチーフは九尾の狐です。


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九尾の狐

九尾の狐(きゅうびのきつね)は、文字通り9本の尻尾を持った狐で、神話の中の生物、妖狐です。


なぜ九尾の狐?!というのはさておき、今回はこれをモチーフにステンドを作ります。


ポケモンGOで言うと、キュウコンです。英語名はNINETALESなのですが、TALESは「物語」という意味で、TALES「尻尾」と掛けているんですね。


九尾の狐 - Wikipedia
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コンセプト

コンセプト、方向性は以下のようなところです。

  • 出来るだけシンプルにする。もしくは、かなり複雑にする。中途半端にしない
  • 如何にも良くあるステンド、にならないように。例えばポップなテイストにする、ダークなテイストにする、など。
  • 粗密を大事にする。
  • 赤いガラスを使う。
  • 良い意味でクセのあるデザインにする。毒にも薬にもならないようなのはダメ。
  • ケイムで組むため、線幅は一定にする
  • 具象的すぎないこと。見る者の想像力を掻き立てる余地を残す

まあ、目指すところはこんな感じです。あくまで、目指すところは、ですが・・・。





デザイン

デザイン上の重要なポイントとしては、以下の3つですね。

  • キツネの面(つら)
  • 9本の尻尾
  • バック(背景)の処理

とりあえず、Googleの画像検索等で材料を漁って、それを参考にイラレで線描きをします。


キツネのツラは、正面のではつまらないので、横か斜めくらいのものにしようかと思います。

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尻尾は、綺麗な流線型から、巻いた感じのやつまでいろいろ書いてみます。

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ざっと材料が揃ったら、四角を描いてその中に具体的なデザインをしていきます。


特に決められた場所に設置するわけではないので、サイズは適当に決めます。

  • フルサイズ・・・W:370mm×H:6000mm
  • アウト(外枠)はFH-10、中はFH5をメインで使う。

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先ずは四角を。


Illustratorで、1/10のサイズでデザインしています。


ケイム(線)の色は黒より少し薄めで(RGBで言うと#3d2b1aを使用)。


キツネの本体と尻尾をラフで書いたのの中から良さそうなのを選んで配置します。



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先ずはこんな感じから。


尻尾はクルクルのがお気に入りです。


キツネは、足をシンプルな線で表せているので、今のところ良い感じです。


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細かいところを整えながら、レイアウトを模索中


キツネの面は、曲線的・有機的にするとして、尻尾も同じようだと面白みに欠ける、と思い、こんな感じにしています。


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叩き台ができました。とりあえずこんな感じでいこうかと。尻尾も、なんとか9本揃えました。


ここから、ガラスの割りを考えて線を加えていきます。


これから入る線はステンドグラスであるが故の仕方ない線なのですが、そう見せないのがポイント、腕の見せ所です。まあ、腕なんてありませんが。。。


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ある程度整ってきました。


ぼちぼち、背景も同時に進めていきます。


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とりあえず、有りがちですが外側に細い帯を描きました。有りがちですが。。。



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キツネ部分のガラス割りやサイズ調整をして、ざっと背景も割りました。


一応、ステンドグラスとしては成立していますが、平凡な感じになってしまいましたね。矩形に対してモチーフがちょっと大きすぎかな。


とりあえずはそれらしいものが出来たので、今日はここまでで。


デザインは一旦完成です。


こうして見ると、途中経過は大事ですね。 良くなっていると思って描き進めていても、ふと気づくと3時間前の方が全然良かったりして・・。また次回デザインの続きをします。修正しまくります。





最後に

ステンドグラスの内容をほぼ決めてしまうデザイン。はじめから完璧を求めすぎると、手が動かなくなってしまうので、気楽な気持ちで描き始めるのが大事ですね。手を動かしていろいろやっていれば、何とかなったりします。ならなかったりもしますが・・・。


デザインしながら、他のステンドなども参考にしました。全くの0からのデザインは厳しいですが、真似から初めて、徐々に自分のテイストを盛り込んでいく形ならなんとかできます。それが先ずは良さそうです。


ステンドでも何でも、人間って、目の前のモノについて、良い・悪いはかなりシビアに判断できるのだけれど、その良いと思うものを自分自身で生み出そうとすると、それが出来ないんですね。もどかしいです。


最近読んだ本に、「イマジネーションとは記憶である」、というのが書いてあって、妙に納得したんです。。


イマジネーション、インスピレーション = 記憶が脳の中で処理されて、何かの拍子に飛び出てきたもの


そう考えると、全くの無から、オリジナリティのあるモノが出来る訳ではなく、脳で過去に見たり感じたりした「何か」から要素を抜き出し、それを組み合わせて昇華したものが想像力の賜物・インスピレーションと言うことになります。


だからとりあえずは、閃きを当てにせず、意図的に過去の他の作品やデザインなどを参考にして、それを意図的に組み合わせてより良い形に仕上げていく方法が良いかな、と最近考えています。 ・・・もしかして、当たり前の事言ってますか?(笑)


この情報化社会の世に溢れる膨大なデータを、自分と言うフィルターを通してエキスを抽出して、それを自由自在に組み合わせて先ずはカタチにする。そしてそれに、狂気・圧力・覚悟・魂のような目に見えない何かをスパイスとして盛り込んで昇華させるということができれば、良いものが描ける気がしています。




2017年は、ステンドのデザインをバリバリ書いていきたいと思っています。最低、月に1つは必須で。その中で、自分なりのデザイン方法を模索し、徐々に方法論を確立していきたいですね。いきなり良いデザインは描けないと思うので、建設的に土台からコツコツと。


デザインするのは、今のところかなりしんどいですが、楽しくなれるように頑張りたいと思います。





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