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冬の由布院と君の名は

由布院に行った話と写真、君の名は、など。


散文です。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/4.0, ISO1000, Photo by eto

冬の由布院

少し前に、由布院に旅行へ行ってきた。初九州だ。

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SONY DSC-RX1R , 1/2000, f/2.0, ISO100, Photo by eto

初のLCC。低コストと言っても、サービスは悪くない。


福岡空港に着いたら、レンタカーで大分方面へ。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/5.6, ISO1250, Photo by eto

大分名物とり天。美味しかった。



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別府地獄めぐり-鬼石坊主地獄。


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SONY DSC-RX1R , 1/80, f/2.5, ISO160, Photo by eto

未知との遭遇。





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SONY DSC-RX1R , 1/2000, f/2.0, ISO100, Photo by eto

由布院に入って、ここは金鱗湖という小さな湖。温水が湧き出ていて、熱帯魚が生息している不思議な湖。真冬だから温度差で湯気が凄い。


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SONY DSC-RX1R , 1/100, f/4.0, ISO100, Photo by eto

これはグッピーかな?大きなティラピアも沢山泳いでいた。


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温かいからか、鯉もいつもより元気!?な気がする...。


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金鱗湖に隣接するカフェにて。





由布院ステンドグラス美術館

金鱗湖から歩いてでも行けるような距離に、由布院ステンドグラス美術館がある。


ここは、1800年代以降のアンティーク扱いのステンドグラスが、ヨーロッパの各国 - 英国、フランス、ドイツ、などの地域別に展示・紹介されている、なかなか面白い美術館だ。


ヨーロッパのステンドとなると絵付けが中心な訳なのだが、あまり目にしたことがないような個性的な絵付けのステンドグラスが幾つかあった。

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SONY DSC-RX1R , 1/250, f/5.6, ISO100, Photo by eto


ジャポニズムの影響を受けたフランスの絵付けステンドや、ドイツの妙に写実的なステンドなど、ここでしか見られないと思われるものもあった気がする。ある程度細かい説明書きもなされており、勉強にもなる。


ただ・・・、そう、全面的に写真撮影が禁止だった。従って、記録しておいて後から見たり、それらについて調べたりすることは叶わない。図録なども特になかった。だから、ここで見たり読んだりしたをきっかけに、次に繋がる、という事がない。きっと直ぐに忘れてしまうだろう、多くの人は。


ところで、何故写真撮影が禁止なのだろうか。


著作権・肖像権の問題? ...いや、アンティークのステンドグラスにそんなものがあるとは思えない。


撮影が他の客の邪魔になる? ...いや、ガラガラだったからそんなことはない。


撮影したものを公表されたら見に来る人がいなくなる? ...そんなことはないだろう。ステンドグラスはそういった類のものでなない。直に見ることに意義がある。


他からの借りものだから、写真撮影を許可できない? ...これはあるかもしれない。ただ、全てがそんなことはないのではないか。


とりあえず禁止にしておけばトラブルや厄介事がなくなるからそうしとくか? ...これはきっとあるだろう。良くあるパターンだ。


写真撮影を禁止されると、何か気持ちが醒めてしまう。撮影禁止の貼り紙自体が景観を乱していることも多い。


写真撮影のマイナス面ばかりを見ず、利点も考えてはどうだろうか。


本当に良いモノなら、口コミで評判が広がるだろう。その際に重要なのは写真だ。特にSNSが普及しているこの現代においては。


ちょっと気になって、全国の有名なステンドグラス美術館の写真撮影事情を確認してみた。


・那須ステンドグラス美術館 → 撮影不可 ※撮影可能月間あり

・伊豆高原ステンドグラス美術館 → 撮影不可

・掛川ステンドグラス美術館 → 撮影不可

・ニトリ小樽芸術村-ステンドグラス美術館→撮影可


写真撮影禁止なところが多いようだ。


本当に勿体ないな、と思う。もっとオープンにた方が良いと思う。そうしなければ世界は広がっていかないし、繋がりも持てない。

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SONY DSC-RX1R , 1/800, f/5.6, ISO100, Photo by eto

とは言っても、色々な事情がありますからね。。。あくまでこちら側の想いです。




そんなこんなで色々あった九州・由布院だった。九州って意外と関東とか名古屋とか、他の場所と変わらんのな~ってのが印象的だった。


まあ、初九州なので、仮の評価ですが、次に行くことは、有るかどうかわからない。。。特に用事がないんですよね、九州。




君の名は

話は全く変わるが、最近、あの「君の名は」を見た。


興行収入250億円突破が確実視されていて、日本のアニメではジブリ以外で初めて100億円を突破した作品だそうだ。


これが如何に凄いことかは以下のランキングを見れば分かる。


*歴代邦画ランキング

第1位 千と千尋の神隠し(2001年)     304.0億円

第2位 君の名は。(2016年)       235.6億円(上映中)

第3位 ハウルの動く城(2004年)      196.0億円

第5位 崖の上のポニョ(2008年)      155.0億円


全てアニメなのにも驚きだが、君の名は以外は全て宮崎アニメだ。


興行収入が良いのは、リピーターになるような熱狂的なファンが多いのと、口コミの威力だ。内容が抜群に良いからこうなるのだろう。


で、肝心の感想はと言うと...


かなり良かった。泣けた。映画は年に1回くらいしか見ないが、ここ10年で一番良かったと言えるくらい良かった。


ただ、面と向かって人にその良さを説明するのが難しい。何が良かったか聞かれても、良かった、としか言えない。ストーリーが、演出が、と言い出しても、その何がどう良いのかを上手く説明できない。


でも、ここでこうしてゆっくりと文章にすれば、多少は分析的に説明できるかもしれない。


君の名はは、具体的に何が良かったのか。絵が上手かったり、丁寧に作り込まれていたり、実写と見紛うばかりのシーンもあったり、技術的には色々言えるのだが、それ以外で何が良かったのか。


誰にでも思い当たるようなフワフワした不思議な体験を、全部を見せない、想像力に任せる部分を多用して上手くアニメ化した、という事だろうか。複雑な演出が複雑である人間の心に上手くマッチして、共鳴を引き起こした、とも言えるかもしれない。


琴線に触れるシチュエーションが散りばめられ、それが妙にリアルだから感情移入してしまう。人の心の中をリアルにアニメで表現した様な繊細な描写が、響く人には響くのだろう。


あとは、展開が読めないドキドキと、男女間のドキドキが入り混じった結果、混乱を生み出し、心がそれを面白いと錯覚した、というのもあると思う。


個人的には、舞台が新宿周辺という自分の生活圏だったので感情移入し易かった。


モノを作る人が扱うのは、結局は人の心なのだから、この映画がなんでこれだけヒットしているかを知ろうとすることは重要だと思う。そこに大きなヒントが隠されている気がする。まあ、この映画だけに限らず世の中全てのものについてだが。


では欠点は?大きなものはないが、軽くダメ出しするとすれば・・・


巷で紹介されるときに出てくる、ポスターの表紙のあの今風アニメの絵が勿体ない。これで軽い嫌悪感を抱いて見に行かない人もいるのではないか。あと、ラストの終わり方がイマイチ。もっと余韻を残すようなのが良かった。RADWIMPSというバンドの音楽が何回も出てくるが、特にこのバンドじゃなくても良かったと思う。 ・・・そんなところか。


自分の周りではそんなに評価が高くない。何が良いかわからないって人が多い。整合性を気にする人はダメかもしれない。でも自分の場合は、ずっぽし刺さった。


今年はシン・ゴジラも見に行ったが、こちらも相当面白かった。正にエヴァの実写版と言う感じの演出で、庵野秀明そのものという感じだった。でも、君の名はもっと良かった。


ちなみに、シンゴジラの興行収入は80億ちょっと。君の名はの1/3程度だ。この差は何なのだろうか。


きっと実写だと感情移入しきれない部分があるのだろう。所詮は役者が演技してたりCGだったりするので。その点アニメはその世界観に入り込めれば、そこには理想郷が広がっている。

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SONY DSC-RX1R , 1/2000, f/2.0, ISO100, Photo by eto

九州でも山の方には勿論雪が。


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君の名はの新海誠にしてもシン・ゴジラの庵野秀明にしても、センスだな、と思う。センスが全てだ。





以前、イマジネーションは記憶、つまり、様々な記憶が脳の中で処理されて、何かの拍子に飛び出てきたものだ、という話をしたけれど、ではセンスとは一体何なのだろうか。


センスとは、物事の微妙なテイストを感じ取る感覚。辞書に載っていた説明だが、まさにこの通りだと思う。


このセンス、基本的には脳の性能に依存すると思われる、遺伝的なものだ。


そこに後天的な要素が加わる訳だが、人間の脳は3歳までに80%が完成すると言われているため、3歳までにほぼセンスの有無は決まっていると考えられる。残りの1割程度をその後の人生で頑張って磨いていくことになるのだが、たかが1割だ。


つまり、生まれ持ったもの6割+幼少期に備わったもの3割、その後の人生で磨かれるもの1割といったところか。


さて一体自分のセンスはどうなのだろうか。きっと、あと何年かしたら、ある程度はわかることなのだろう。



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